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絵本「おつきさまこんばんは」
林明子 さく
福音館書店
初版1986年6月20日発行 2004年10月1日 第67刷
ISBN4-8340-0687-5 C8795
おつきさまが昇っていく様子が、2匹の猫のシルエット共に展開される、あかちゃん絵本。
夕暮れ、屋根の上で寝ている猫の側に、もう1匹の猫が近づいてくる。空は暗くなり、屋根の向こうが明るくなって、おつきさま、登場。「おつきさま こんばんは」と、そこへ黒雲がよぎり、おつきさまが見えなくなる。2匹の猫は、「くもさん どいて」とわめき叫んでいる。雲は「おつきさまと おはなししてたんだ」と謝って退散。再び、おつきさま、登場で、「あー よかった おつきさまが わらってる まんまる おつきさま こんばんは」猫は寄り添い、月を見上げる。よちよち歩きの赤ちゃんが、おかあさんに手をひかれて、もういっぽうの手をおつきさまにふっている。
というお話。絵といい、文章といい、間合いといい、素晴らしいので、赤ちゃんが生まれたらプレゼントしたい一冊です。
余談:
この本をいただいたのは、子どもが1歳6ヶ月のとき。すでに、子どもは夜空に浮かぶお月様が気になってしょうがない様子。言葉もまだ、二言三言のころ、夜空に月を発見すると、「ま!」「ま!」と指差していた。おつきさまの「ま」だ。保育園のお迎えのあと、よちよち歩きの手をひいて、昇り始めた月を見る。ほっとするひと時。お月様は、ついてくる。歩いても、歩いても、ついてくる。子どもにとって、こんな不思議なことはないだろう。雲がきて、隠れてしまうときもある。でも、また出てくるときもある。まん丸のときもある。でも、まん丸じゃないときもある。細く不思議な形のときもある。「おつきさまよ、三日月よ。」形がかわる。おんなじものらしいのに、形がかわる。すごく大きいときもある。ちっちゃいときもある。高いときもある。低いときもある。お月様って何だろう?
福音館書店
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